iPhoneのショートカットはとても便利な機能ですよね。ショートカットアプリはiOSの基本アプリとなりましたので、今後はより多くの人に使われていくことでしょう。
しかし、実際に自分でショートカットを作ろうとすると、 「何から手をつけて良いのか分からない」 と感じた方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、これまで300個以上もショートカットを作ってきた私がiPhoneショートカットの作り方とコツについて解説していきます!
実際にショートカットを作りながら説明していくので、手を動かしながら見ていただくとより分かりやすいと思います!ぜひ、最後までご覧ください!
ショートカットの作り方
「ホーム画面から速攻でツイートできるショートカット」を一緒に作りながら、動画を用いて解説していきます!↓ 動作イメージです。事前にTwitterアプリのダウンロードとログインをお願いします!
新規ショートカットを作成
step1
まず、ショートカットアプリを開きましょう!
※ショートカットアプリのアイコンが見当たらない場合は、iPhoneのホーム画面を左にスワイプし、ホーム画面の最後のページに移動し”Appライブラリ”画面から”検索窓”をタップし「ショートカット」と入力してみましょう!
step2
「マイショートカット」の画面から、「すべてのショートカット」をタップする。
step3
画面右上の「+」をタップする。これで、新規ショートカットの作成画面にいけました!
アクションを追加する
新規ショートカットの作成画面の中央に「アクションを追加」という項目があります。
アクションとは、ショートカット内で行われる動作のことで、例えば ・アラームを新規作成する ・LINEでメッセージを送る ・低電力モードに設定する といったものがあります。
他にも色々なアクションがあるので、ぜひお手元でご確認ください!
以下の画像は「ホーム画面から速攻でツイートできるショートカット」の完成画面です。
これから、画像内にあるアクションを一つずつ追加し、ショートカットを完成させていきます。
step1
「アクションを追加」をタップし、「スクリプティング」をタップ。
step2
画面下方にある「通知」の欄にある「入力を要求」をタップする。
step3
アクション内にある「プロンプト」をタップし、「ツイートの内容は?」と入力。※「ツイートの内容は?」の部分は「何をツイートする?」など、好きな文章を入力してください!
step4
画面下部にある「スクリプティング」のタブを下から上にスワイプし、×をタップしタブを閉じる。検索窓に「Twitter」と入力して、「App」の中からTwitterを選択する。
step5
「ツイート」をタップ。Twitterのアクションが『「指定入力」をツイート』になっていれば成功です!
名前とアイコンを設定
step1
画面上部中央の欄に任意の名前を入力し、アイコンを設定。
step2
画面上部右端の「×」の左にある設定マークをタップし、「ホーム画面に追加」をタップ。
step3
ホーム画面に表示したい名前とアイコンを設定して、画面右上の「追加」をタップ。
実際に試してみよう!
このように動作していれば成功です!
作り方のコツ
ショートカットを作っていくイメージをざっくり掴んでいただけたでしょうか?
「まだ自分で1から作るのは難しそう…」 という方も多いと思いますので、ショートカットを作る上での「コツ」をいくつか紹介していきます!
これから紹介するコツを意識すれば、簡単なショートカットであれば自作できるようになるはずです!
コツ1:Appのアクションを活用しよう!
先ほどは、Twitterのアクション「ツイート」を使ってショートカットを作成しました。 アプリには、事前に様々なアクションが登録されているので、「アプリのアクション」を基点に、ショートカットを組み立ていくと便利なショートカットを作れるようになると思います!
例:Twitterのアクション一覧
コツ2:アクションの順番に気をつけよう!
ショートカットのアクションは上から順に実行されます。 そのため、アクションの順番を意識せずにショートカットを作ってしまうと、間違った挙動をしてしまう可能性が高いです。
ただ、アクションを追加した後にも順番は変更できるので、慣れていないうちは「うまく動作しなかったら、順番を変えてみる」というぐらいの意識で大丈夫だと思います!
順番を変更する方法は、 「順番を変えたいアクションを長押ししたまま、スワイプ」するだけです!
コツ3:「何」を「どうするか」が重要!
今回作成したTwitterのショートカットは「指定入力した値」を「ツイート」しています。
『「指定入力」をツイート』となっています。ここで「指定入力」を長押しして、「削除」を選択してみてください。
先ほどまでは、自動で「指定入力をツイート」となっていましたが、今は下の画像のようになっています。
これでは、思い通りの動作をしてくれません。「何を」ツイートするかという指示がないからです。
もう一度、「指定入力」があった部分(今は「ツイート」となっている部分)をタップしてみると、キーボードの上に「指定入力」が表示されます。「指定入力」をタップすると、上手く動作していた時のアクションに戻りました。 これで、「指定入力した値」をツイートすることができるようになりました。
基本的にショートカットのアクションは ・「何を」 ・「どうするか」 この二つの要素から構成されます。
どちらかが欠けていると、大概の場合うまく動作しません。 特に、「何を」という情報をどこから参照するのかは常に意識しておきましょう!
コツ4:よく使う「スクリプティング」アクション3選
理想のショートカットを作れる人と作れない人の差は、「スクリプティング」のアクションを使えるかどうかが大きいです。
ここでは、とりあえずコレだけは覚えておいて欲しい!という「スクリプティング」のアクションを紹介していきます。
Appを開く
単にアプリのアイコンを変えたい場合はよく使います。こちらのアクションで開きたいアプリを登録し、ショートカットとして作成するだけで、好きな名前とアイコンを設定できるようになります。ショートカットアイコンを自分の好きな画像にする方法は以下の記事で解説しています。
リスト
動画のショートカットのように、選択肢を用いて動作をさせたい時によく使います。
入力を要求
こちらはツイートのショートカットでも使用しましたね。 入力した内容を使ってアクションを起こしたい時に重宝します。
コツ5:必ずしも自分で作る必要はない
「絶対にショートカットを自分で作らなければならない!」ということはありません。 なぜなら、ネットで検索すれば他の人が作ったショートカットをダウンロードすることもできるからです!
詳しいやり方は、以下の記事をご覧ください!
もっと便利にショートカットを使おう!
今回の記事では、ショートカットの作り方を実例を使いながら解説しました! あとは、何度も作ってトライ&エラーを繰り返せば、徐々に自分の理想のショートカットが作れるようになるはずです!
以下の記事では、厳選した30個のショートカットレシピを紹介しているので、 ダウンロードしてみて使ってみると、 「こんなことができるのか!」 「どんなアクションを使って作っているんだ…?」 などと研究してみると、世界が広がるかもしれません。
では、素敵なショートカットライフを!